昨日はF1をヴィデオで観戦していた。
しかし途中で眠くなって来た。
後半はレース展開が単調だったし…

そして1位バリバリバリチェロ2位ミハエルの順位でファイナルラップに入った。
「やったー、久しぶりにバリが勝てたよ〜、むにゃむにゃ…」
と安心しきったオレは眠りに落ちて行った…
しかし夢の世界のオレを現実に引き戻す惨いアナウンスが聞こえた!
トップを走っていたバリチェロがゴール直前で
2位のミハエルに道を譲り1勝をプレゼントしたのだ。

彼らはチームメイトなのでそれがチームの作戦だったんだそうだ。
えげつない事をするものだ。
今回のバリは終始危なげなくトップを快走していただけにとても残念だった。
バリチェロには優勝する事が許されていないらしい。
昔は陽気なブラジル人だったのに
かつてのような明るさが感じられなくなったのは気のせいじゃないと思う。
バリチェロは好きなドライバーの1人だったのだが
どんなに速く走っても優勝出来ないんだと思うと不憫でならない。

今までもセカンドドライバーが道を譲るのはいくらでもあった事だが
今回のフェラーリほど露骨な作戦は見た事が無い。
まぁオレが見て来たのはここ15年くらいだから、
F1の歴史の全てを知っている訳じゃないけど…

今回は見た目でもハッキリと解る形だったのだが
ミハエルは今までもセカンドドライバーに
外からは見えないサポートをさせていた。
彼の持っているたくさんの記録は
セカンドドライバーのサポートがあって達成されているに過ぎないね。

それをサッカーに置き換えてみると…
W杯予選で同じ組みになった友好国が
どちらかを決勝進出させたいが為にわざと負けるようなもんだろうか。
普通のスポーツでそれをやったら八百長だけど…
それが許される所がモータースポーツの解りづらい所だろうか?
スポーツマンシップのカケラも感じられまい…(・_・)

観客の激しいブーイングも画面に写し出されていた。
世界中のどこでもフェラーリのファンは多いと聞くけど
今回の事でフェラーリの威厳は衰えたと思う。
フェラーリは成績が良かったから人気がある訳じゃないし
なりふり構わず勝てばいいってもんでもないだろう。
フェラーリは現在のF1を引っ張って行くべきチームだと思うのだが
彼らが自分の事しか考えていないんじゃ
かつてのような盛り上がりはもう来ないネ。

最盛期は40人近くいたF1ドライバーも今では22人…
予選が決勝のスタート順を決める為だけの物になってからずいぶん経つ。
以前は予選落ちする事も普通にあったのにね。
これからもつまらんレースを続けたら衰える一方だよ。
F−2のように消えてなくなってしまう。

嗚呼オレは落胆の色を隠せないよ…(・_・)
オレはもう一生フェラーリを買う事は無いだろう。


ゴールライン直前まで譲らなかったバリの気持ちは
「本当はオレの方が速かったんだ」って証明したかったってのと
フェラーリチームの作戦の惨さをアッピールしたかったんだと思う。
そして記者会見では「良くある事だから」と
今までも何度もあった事を印象付けさせていた。
嗚呼、かわいそうなバリチェロ…と見ている人は誰もが思っただろう。

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