台風

2004年8月31日 フィクション
昨日の嵐のせいで、ひまわりが倒れていた。
根が抜けていた。
花は車道に落ちて車に轢かれていた。

轢いたら「イテテテ」と声がした。
そんな気がして振りかえると
そこには女神が立っていた。
そしてこう言ったのさ。
あなたが落としたのは金の斧ですか?
それとも銀の斧ですか?

いや、轢いてないし。

ポチ!

2004年8月6日 フィクション
あ!あそこに犬が!
ポチー!ポチー!
とかそういう話しじゃない。
オレがロボの爆破装置のスイッチを押した音だ。ポチ!
カタナロボ「うわー!」ドカーン!
ロボは木端微塵に吹き飛んだ。

カラカラカラカラ…コロン。
CD−Rが転がってきた。
カタナロボの記憶のバックアップだ。

これはオレがいなかった間の記憶か。
オレはロボの記憶を自分に名前を付けて保存した。
ファイル名を変えれば自分の記憶が消えてしまう事は無いのだ。
オレ「これで一件落着だぜ!ロボボボボ〜(笑い声)」

おわり

砂浜

2004年8月5日 フィクション
オレは砂浜に打ち上げられていた。
海底で身動き取れ無くなっていたが
潮の流れで浮いてきたらしい。
コールドスリープ解除。
「やれやれ、ひどい目にあったゼ」

日本に戻るとカタナロボがオレのふりをしていた。
オレ「ソイツはニセモノだ!」
ロボ「ソイツはニセモノだ!」
オレ「オレが本物だ!」
ロボ「オレが本物だ!」
オレ「・・・。」
ロボ「・・・。」
カタナロボは動き出した。
ウィーン、ガシャン、プシュー!
ウィーン、ガシャン、プシュー!
「カタナ…レイゾウコ…サイボウ…」
「レーザー!!」
ピーーーー!!!!ドカーン!!!
カタナロボはレーザーで冷蔵庫を破壊しました。

「キオク・・・」
カタナロボはカタナの記憶が入ったCD−Rを手に取ると
自分にダウンロードしてしまいました。

カタナロボ「今日からオレがカタナだぜ!ロボボボボ(笑い声)」
液体になって海まで流れて来たオレは
海底で冷えて固まって身動きが取れなくなってしまった。
そこで緊急事態発生ボタンを押してから冬眠状態に入った。
緊急事態でおうちのカタナロボが動き出す。
ピピピ!

オレのおうち。
ピピピ!
ウィーン、ガシャン、プシュー!
歩き出すカタナロボ。

オレからの指令が流れる。
やぁ、カタナロボ。調子はどうだい?
ところでオレは今危ない状況にある。
だからオレを助けに行くんだ!
そしてもしオレが死んでいたらオレのクローンを作れ。
作り方は簡単だ。
冷蔵庫にあるオレのDNAをレンジでチンしてくれ。
次にCD−Rに焼いたオレの記憶をクローンにダウンロードさせれば作業は終了だ。
よろしく頼んだぜ!
ザザザー(ビデオ終了)
今日も暑かった。
熱すぎる気温のせいでオレの体は溶けてしまった。
すっかり液体になってしまったオレは、
重力のせいで下へ下へと流れて行った。
水は常に上から下へと流れる。
それは人間も同じだ。

どんどん流されてついに海に出てしまった。
海の冷たさが心地よい。
海水で冷やされたオレはだんだん固まって来た。

G(ジー)

2004年6月28日 フィクション
トイレにゴキブリが出た。
オレは勇敢に戦った。
薄れて行く意識の中
オレはゴキブリと踊った
アンダルシアの青い空
グラナダの歌が聞こえた
そう…ゴブリン・ウィーバー!!(Goblin Weaver)
織工ゴブさんだ。
ヤツの右手に光るナイフは悪魔にあやつられ、
毎晩女の生き血をすするまで休まる事を知らなかった。

て言うか一般的には昨日からか。
でもオレは今日仕事だったので明日から。